介護と育児のダブルケア

ご家族を介護している方で、「ダブルケア」という言葉を知っている方はいますか?

「ダブルケア」とは、介護と育児のふたつを同時に行なうことを指します。
私は、まさにこの「ダブルケア」に直面しようとしている最中。今妊娠中ですが、義父を自宅で介護しているのでお腹の子どもが産まれたら義父の介護と子育てを両立していくことになります。さらに、産休が明ければ職場へ復帰して共働きを再開しなくてはいけません。夫は残業が多く、介護や育児で頼りになるとは考えられないので悩みどころです。

そこで、私が「ダブルケア」をすることになった原因、そして「ダブルケア」にはどういった問題があるのかを考えてみました。

【原因】
◆晩婚、高齢出産
私は今36歳で第1子を産もうとしています。いわゆる最近よく耳にする高齢出産です。
結婚したのは33歳の時でした。建築系の資格職に就き、やりがいを感じていたので「もう少し仕事を続けたい」という気持ちが強かったのです。結婚したものの、お互い残業が多く時間が合わないこともあって、なかなか妊娠せずこの年齢に。今さらですが「もっと若いうちに出産していれば、義父の介護が必要になるのは子どもがもう少し大きくなってからだっただろうな」と思います。

◆親戚、きょうだいが少ない
夫は長男。妹がいますが、遠方に嫁ぎました。私の実家も新幹線の距離なので、介護と育児を手伝ってくれる人は義母と夫しかいません。
義母がいてくれるだけいい、というのは子持ちで同居していない友達を見れば強く感じるのですが「介護だけでも手一杯の義母にこれ以上の負担をかけることはできないな」と思っています。

【問題点】
◆子どもの預け先
一番心配しています。
義母は義父から目を離せない状況なので、できれば職場復帰と同時に保育園に預けることができればいいのですが、なかなか難しいと聞きます。産休前は残業も時々やっていたので、延長保育ができるかも心配です。子どもが熱を出したり、体調不良になった時に義母にお迎えをお願いすることも難しいのではと、今から心配ごとが絶えません。

◆自分や家族の心身の負担
ダブルケアと共働きが重なった時には、特にダブルケアをしている本人の心身の負担が問題になるのだそうです。私は体力はある方だと思うので、グチを聞いてくれるような人がいればいいのですが、夫は無口であまり話し相手にならないタイプ。子育ての悩みを共有できそうなママ・プレママの友達はいますが、介護のことまで話せるかと言われたらちょっとためらってしまいます。
それに、あまり考えたくありませんが義母も元気とは言え高齢者ですので、もし義母も倒れるようなことがあったら…

ダブルケアについての公的な調査はまだ行なわれておらず、実態は把握されていないそうです。早く政府の調査が進んで、サポート体制が整うことを願っています。

Random Posts 最近のコメント

タグクラウド

ダブルケア 人手不足 介護 介護離職 共働き 家事 訪問介護